豊作を祈願する旧暦8月1日の「八朔」を前に、宮崎県日南市飫肥では、七夕飾りがお目見えしました。

日南市飫肥地区では、旧暦の8月1日にあたる「八朔」を前に、七夕飾りを設置する風習があります。

この「八朔七夕」は、室町時代に飫肥などを治めていた伊東祐持が、7月7日に亡くなったことからこの日を避け、豊作を祈願する「八朔」に行うようになったとされています。

ことしの八朔を前に、飫肥地区にある武家屋敷では、天の川に見立てたシルクの布や短冊に願い事が書かれた笹飾りなどがお目見えしています。

(訪れた人)
「歴史を感じますね。継続というのが難しいし一番大事なんだろうなと思います」

この七夕飾りは、八朔にあたる9月15日まで設置されています。