田子町ではビールの原料になるホップの収穫が最盛期を迎えています。この夏の暑さはホップの生育に影響を及ぼしています。

田子町の田沼義行さんのホップ畑です。青森県内で唯一、大手ビールメーカーと契約していて、1.7ヘクタールの園地で商業用のホップを栽培しています。厳しい暑さの中、田沼さんたちは高さ5メートルほどに伸びたつるを鎌で切って、引っ張り落としたあと、ホップを収穫します。

※ホップ農家 田沼義行さん
「(例年は)暑い暑いと言っても2日3日過ごせばいいんだけど、ことしはずっとですから体力的にも大変なところがあります」

作業する人も大変ですが、この夏の暑さはホップの生育に影響を及ぼしていて、つるが伸びる前に花が咲いてしまいました。このため生育がうまく進まず、いつもの年であれば3トン前後の収穫量が今年は半分ほどになりそうだということです。

※ホップ農家 田沼義行さん
「量は少ないんですけど、見た感じ中の感じも充実して香りも大変いい香りですので、今年度もみなさんご期待のビールができるなと」

ホップの収穫作業は8月いっぱい続く見込みです。