■第19回世界陸上競技選手権大会 第7日(日本時間25日、ハンガリー・ブダペスト)

男子やり投の予選が行われ、2大会連続出場のディーン元気(31、ミズノ)が79m21で決勝進出条件(83m00以上、もしくは上位12人)に入ることができず敗退。2大会連続の決勝進出はならなかった。

無風で記録が出ない中、予選A組のディーンの最初の投てきは78m21。2投目も80mラインの手前の78m57に槍が落ちると、悔しそうな表情で首を傾げた。最終3投目は観客に手拍子を求め、勢いにのって投じたが79m21と、またも80mを越えることはできなかった。予選A組6位でB組の結果待ちとなったディーン。その後、観客席から見守っていたが上位12人に残ることができず全体の14位。決勝進出にあと57cm足りず、予選敗退となった。

2回目の出場、小椋健司(28、エイジェック)は1回目に76m65、2回目をファール、3回目に75m70で22位。初出場の﨑山雄太(27、愛媛陸協)は1回目、2回目をファールとすると、追い込まれた最終3回目もファール。記録を残せず決勝に駒を進めることができなかった。

東京五輪の金メダリスト、インドのN.チョプラ(25)は今季自己最高となる88m77のビッグスローを見せ、一回の投てきで予選をクリア。前回、オレゴン大会の金メダリスト・A.ピータース(25、グレナダ)は記録を伸ばせず予選で姿を消した。