世界陸上ブダペストでの戦いを終えた男子110mハードルの泉谷駿介(23、住友電工)、男子3000m障害の三浦龍司(21、順天堂大学)、女子走幅跳の秦澄美鈴(27、シバタ工業)の3選手が24日に帰国した。

男子110mハードルで日本人初のファイナル進出を果たし、5位入賞の泉谷は「機内で動画を見返しましたが、課題や良い点が見つかった。去年は良い結果ではなかったが、今年は世界で戦えることが証明できたので、それを自信にして今後にいかしていきたい」と今大会のレースを振り返った。

3位の選手とは0.1秒差でのゴール。「(上位の選手は)決勝の本番でしっかりタイムを上げてきて、やっぱり実力があるなと思いました」とあと一歩で表彰台という展開に悔しさも残ったようだ。それでも決勝の大舞台を走ったことについて「終始楽しかった。走ったあとも走る前も」と笑顔をみせた。

来年はパリ五輪がある中、「来年はしっかりパリに向けて、海外遠征で力をつけてメダル狙えるように頑張りたい」と悲願のメダル獲得に向けて意気込んだ。

日本勢で初の6位入賞となった三浦は、「まずはうれしい気持ち。最後の惜しいところもあったので、もうちょっと改善しなければいけないなと」と振り返った。

3位との差は1秒72。「ラスト1000mの走りや、ハードリングなどの技術面など、もっと磨きをかけて勝負していきたい」「確実にステップアップしているので、(来年の)パリ五輪においてはメダルは自分にとっては大きな目標点」と今後に向けて意気込んだ。

※写真は三浦選手(左)と泉谷選手(右)