都城市の霧島酒造では、焼酎の原料となる「黄金千貫」の収穫の時期に合わせて、今シーズンの芋焼酎の仕込みが始まっています。

このうち都城市志比田町の工場には、県内や鹿児島県などで生産された「黄金千貫」が次々と運び込まれ、従業員が芋の選別作業にあたっていました。

県内では、近年、「サツマイモ基腐病」の被害が広がり、深刻な問題となっていますが、霧島酒造では、健全な芋の苗の育成と供給を行う新たな施設の建設を進めるなど積極的な対策に取り組んでいます。

(霧島酒造製造部・橋元隆児 課長)「農家さんが丹精込めて作った良質の甘藷がたくさん届いているので、ぜひ楽しみに待ってもらえればと思う」

霧島酒造では、5つの工場で毎日400トンのサツマイモを使用し、1日当たり一升瓶でおよそ20万本の焼酎が製造されるということです。