現在は母親が教員に代わり勉強を教えたり、町外のフリースクールに通ったりしていて、不登校のまま約1年が経過。
男子児童が学校に戻れるよう教育委員会や町に働きかけているといいますが、母親は対応に不満を募らせ、改善を求めています。

男子児童の母親
「子どもが学校に行きたいと言っているにも関わらず教育委員会が前のめりにならない、稼働しない。学校に行きたいと言っている子どもが学校に行けない町というのは、どういうものなのか、大変不服に思っております」

この母親の会見を受けて、飯南町教育委員会は22日、記者会見を開きました。

飯南町教育委員会 大谷哲也 教育長
「学校、教育委員会、児童主治医、保護者と当該児童の学校復帰に向けた話し合いを進めており、引き続き、当該児童の心理状態などについて専門的な助言もいただき、慎重に対応する必要があるものと考えております」

教育委員会は今回の件について、4月にいじめの重大事態と認定していたことを明らかにしました。そして、今後、問題の解決に向けて、各所と連携をとりながら取り組んでいくとしました。