外国人観光客の受け入れが6月10日から再開し、観光地では着々と受け入れ準備を進めています。

「ついにこの日が来た!」と、喜びに沸く観光地。政府は、6月10日から、外国人観光客の受け入れを約2年ぶりに再開しました。
JTBグローバルマーケティング&トラベル 山田良一さん
「今回のガイドラインに沿った手配をしていかなきゃいけないので」

6月10日、受け入れ準備を進めていたのは、大手旅行会社。観光庁がまとめたガイドラインに沿ってツアープランの一部を作り直していました。
山田さん
「朝からお客様からの問い合わせがいっぱい来ております」
観光地からも・・・

浅草茶禅 竹田理絵主宰
「本当にもう、やっとという形で、とても嬉しく思っております」

三重・伊賀市の「伊賀流忍者博物館」。6月10日から、外国人観光客の受け入れが再開することに期待を高めていました。
阿修羅 知之助さん
「平日のお客様の8割が海外の方。平日の活気が全くないので外国人の方に頼らざるを得ない」
外国人観光客を受け入れる動きは、京都市のビジネスホテル「京都プラザホテル」でも。

パッケージツアー客に限定される今回の入国規制の緩和。このホテルでは、宿泊する外国人向けの“手巻き寿司作り体験”を再開する予定です。
京都プラザホテル本館・新館 清水洋平支配人
「こういう体験というところがやはり日本での思い出に残ると思います」
観光名所、浅草は・・・

浅草茶禅 竹田理絵主宰
「こちらが最大50名入れる浅草茶禅となっております」
茶道を体験できる施設では「日本の文化を楽しみたい」と、海外からすでに問い合わせが殺到。7月には、▼3日間で200人程度の予約が入っているといいます。

竹田主宰
「やはり言葉の問題というのがございますので、英語や中国語が喋れるスタッフなどを配置しております」
浅草の仲見世商店街にある土産物店「仲見世 なかつか」では、外国人観光客に人気だという商品の入荷も約2年ぶりに再開。

仲見世なかつか 中塚隆司さん
「お寿司(の飴)に関しては、6月9日に100個入ってきています。ザ・日本という感じのお土産になります」
外国人観光客の入国は、ビザの申請が必要なため、6月下旬から7月上旬に本格化する見通しです。