南海トラフ巨大地震の発生を想定した防災訓練が、宮崎県庁で行われました。

訓練には、県や消防など関係機関からおよそ160人が参加。
マグニチュード9.1の南海トラフ巨大地震が発生し、宮崎市や延岡市などで震度7を観測、県内沿岸に10メートル以上の津波が押し寄せたという想定で行われました。

22日の訓練では、職員たちが5つの班に分かれて、地震発生から24時間後の対応を確認。
被害状況や被災者の情報収集にあたりました。

(職員)
「消防はどうしたいって?」
「連絡によると、津波により車両での侵入が困難な状況ということです」

(宮崎県危機管理課 中邨勇一さん)
「いつ起こるか分からないということで、円滑な初動対応というのが重要になってきますので、関係機関と連携しながら、しっかり対応していきたいという風に考えています」

県は、訓練を通して関係機関の連携強化を図りながら、対応マニュアルの改善を図りたいとしています。