選択的夫婦別姓の法制化などを目指す団体の設立会見がきのう、東京都内で行われました。

設立会見を行ったのは「一般社団法人あすには」で、「誰もが息苦しさを感じずに自分らしく暮らせるジェンダー平等社会の実現」などを目的に設立されました。

会見で、代表理事らが設立への思いを語りました。

一般社団法人「あすには」 井田奈穂代表理事
「自分の改姓して非常に苦しかった思いを子ども世代には絶対受け継ぎたくないと考えていたんですね。これから結婚する人たちが幸せに家族をつくれる国にするためには、可視化をして、何がボトルネックをしっかり把握したうえで、国民の生活に寄り添った制度設計をしてもらえるようにと考えている」

一般社団法人「あすには」 青野慶久理事
「経営者は基本的に賛成する。それでもなかなか政治家が動かない。諦めずに、一歩一歩、外堀を埋めていくことで、もうゴールが近いと信じて最後まで頑張りたい」

設立には、与野党の国会議員や東京都の小池百合子知事らもメッセージを寄せました。

「あすには」は、勉強会や意識調査などに取り組み、2025年度までに選択的夫婦別姓の法制化を目指すとしています。