少量でもプロテインの製造できたのが障がい者施設

エフアシスト 藤倉修一社長:
「工場に当たったらひと味つくるのに約1トンから3トンって言われたんですね。当時、会社といっても1人でやっているのと同じだったので、1トンっていうことは1キロで1000袋、これを1人でどうやって売るんだっていうことに悩んでしまって」

民間の工場では、コスト面を考え短時間で大量に製造するのが基本。そうしたなか、少量でもプロテインの製造を委託できたのが障がい者施設でした。

エフアシスト 藤倉修一社長:
「障がい者が1日に作れる量はわずかなので、大量に作ってほしいっていう依頼は逆に受けられないんです。逆に、少ない量の方が障がい者にとっては、作業しやすいので、少ない量方がいいって初めて言われたんですよ。そのときにこれは本当に出会いだと思って」

一方で、製造を委託するにあたり障がい者の賃金、工賃が低いという実情を知った藤倉社長は多くの人に購入してもらうことで障がい者の雇用や賃金につながるプロテイン「ソーシャルプロテイン」と位置づけ販売しました。

エフアシスト 藤倉修一社長:
「全国でこの障害者たちの1か月働いた給料が、いくらか知ってますか?と言われて、当時は確か1万5000円ぐらいだったと思う。障害者のために何とか高く払えるように頑張ろうというような、そういう社風ができた」

販売を始めて6年。成果は確実に現れています。