宮城県内の施設で障がいのある人たちが、あるプロテインの製造に携わっています。製造を委託している仙台市内の企業が、このプロテイン「ソーシャルプロテイン」の認知度を高め、目指すその先とは。
障がい者施設で製造するプロテイン
宮城県七ヶ浜町にある障がい者施設「みお七ヶ浜」敷地内の工場で行われているのが、プロテインの製造です。利用者23人と職員7人が、1日5時間、プロテインの計量やラベル張りなどの作業にあたっています。

エフアシスト 藤倉修一社長と利用者とのやりとり:
「1番年配なんだもんね、かよこさん。毎日楽しいんだもんね。本当にすごいですよ。気づいたら今日(仕事が)足りないと言われる」
作業の様子を見守っているのはこの施設にプロテインの製造を委託している仙台市の企業「エフアシスト」の藤倉修一社長(46)です。

エフアシスト 藤倉修一社長:
「いきいきと、仕事って凄いなと思いますね。ここから出てくるとみんな騒ぎ始めるが、仕事を通すと本当にまじめに」
施設の利用者:
「プロテインを計ったり袋を綴じたりしています。楽しいです、おもしろくて」
プロテインの事業を始めたのは2015年。

藤倉社長は当初、大手メーカーとの差別化のため企業などが少量で受注できるオーダーメイド型プロテインの製造を決めたものの製造工場の問題に直面しました。