“用水路が悪い”と言えるわけもないし…
ことし5月、南砺市では75歳の女性が用水路で遺体で見つかりました。
妻を用水路事故で亡くした夫:「この4枚(用水路に)落ちたときの。シャツ着とったが。洗って乾かしてと思って朝洗っておいた」「なんでやって言ったって亡くなってしまったらどうもならんし。まだ死んだとは思えんからね」


妻は自宅から行方不明になり1時間後、300メートルほど離れた用水路で発見されました。足が悪かったといいます。
事故で妻を亡くした夫:「用水が悪いと言えるわけでもないし、本人が気をつけておればね。歳いけば危険とってわかっててもただ足が悪かったら転んだり滑ったりしたらそのままね」「考えみれば危ないなと思って。道の真ん中おれば車くるしふち歩けば滑るしね」

農業用水路の総延長が1万1000キロ近くある県内。安全柵といったハード面の整備は行き届いていないのが現状です。
