富裕層が増え超高額マンションも続々…購入は投資目的?

井上キャスター:
富裕層に対する“超高額マンション”も続々と発表されています。たとえば東京・渋谷区のTHE KITA、設計は隈研吾さんです。プール付きの最上階は、広さが500平米でテニスコート2面分。1戸当たり約71億円で、すでに売却済みということです。

もうこの話やめましょうか。やめておいたほうがいいですかね。

ホラン千秋キャスター:
いや、でもファンタジーとして。

井上キャスター:
視聴者がどんどん離れていっている気がするんですけど、帰ってきてください。

続いて東京・港区のアマンレジデンス東京。64階建ての最上階は、間取りなど全て非公開です。数字も公表されているものではなく、あくまでも海外メディアによるものですが、マンションとしては過去最高額。1戸当たり推定200億円が売却済みになっているということです。

ですので二極化というか、高いのはどんどん上がっていくということになっているわけです。

こういうものをどなたが購入するのかというと、高橋さんいわく「マンション価格の上昇を見込んで富裕層や企業が投資目的で購入するケースが多い」。投資で今購入しておいて、これから(価格が)上がるから、今高くてもまたその利ざやは稼げるでしょうということで、海外の人も含めて、こういったところに手を出しているという状況があるようです。

国内だけで見ても、純金融資産1億円以上を持つ富裕層の世帯は、確かに2011年から数が増えてきているということです。81万世帯だったものが、2021年の段階で150万世帯弱あり、過去最多になってきている。

ですので富裕層はああいったところに手をつけるということで、どんどんどんどん物件の価格自体が上がっているという循環も裏にはあるようです。

ホランキャスター:
もう“超富裕層”だと思いますけどね、さっきの夢のような値段のものは。ただ、あそこまで高くなくても、人気のマンションシリーズなんかはできるのが1年先、2年先とか…。もう何が起きているかわからない時間のものを、今からこれだけ大きな買い物するって、かなり勇気いるなって思いますよね。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
いやあ、さっきのすごいっすね。あれ買おうと思ったら『ハリー・ポッター』クラスを書かなダメですね。

これから上がるというてるけれど、バブルの頃も同じこといってたわけで、みんながそれを信じきってたわけじゃないですか。今回違うのかもしれないですけど、やっぱりその過去の記憶っていうのも、どこかで頭の片隅にはあるんで。こればっかりは100%はないんで、そこらへんも考えながらですよね。

ホランキャスター:
値段はもう天井を打ったんじゃないかといわれて、でもまだ上がっている。2022年から2023年にかけての値上がりの率がすごいじゃないですか。このなかで、しかもお給料も上がらない、物価高とかなっていくと、どうしたらいいでしょうかね。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
いや、まさしくそうです。(純金融資産)1億円以上の富裕層が増えてるとはいうものの、一方で多分、円安の影響とか物価高のことを考えると、実は10年前の1億円を持ってる人っていうのは、1億2000~3000万円ぐらい持ってる人が富裕層なのかもしれないので、そこで切ったら同じ程度なのかもしれなくて。そういうことを考えると、やっぱり賃貸の家賃とかまで跳ね返ってくると脅威ですよね。

ホランキャスター:
そうですよね。

井上キャスター:
日本だけで考えてもこれだけバブルのような状況になっていて、世界で考えるともっとバブリーな、もっと上にいっているわけですもんね。それがいつ弾けるかもわからないというリスクもあるなかで、どうなっていくのか。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
(リスクは)ゼロではないですからね。