新型コロナの感染拡大以降、人の往来を厳しく制限してきた北朝鮮ですが、国際大会に出場するテコンドーの選手団が北京に到着しました。これを機に北朝鮮が国境を開放するのか注目されます。

北朝鮮のテコンドー選手団はカザフスタンで開かれる国際大会に出場するため、日本時間のきのう午後7時半ごろ、北朝鮮と国境を接する中国の丹東を寝台列車で出発しました。選手たちは列車内で雑談をしたり食事を取ったりして、リラックスした様子を見せていました。

北京駅に到着したのはおよそ14時間後です。

記者
「北京駅から北朝鮮の選手団を乗せたとみられるバスが出てきました」

構内で2台のバスに乗り換えた選手団はそのまま北朝鮮大使館に入りました。

選手たちはきょう午後にも飛行機でカザフスタンに向かう予定ですが、今回の派遣をきっかけに北朝鮮が今後、本格的に人の往来を再開させるのか注目されています。