花火班歴30年以上というベテランから初参加の若手まで、異なる部署から集まった16人。

花火班の大きな役割が、湖上で行われる花火の打ち上げのサポートで、メンバーのほとんどは船舶免許を持っています。

この日、向かったのは…

花火班 神通川哲(じんつうがわ・さとし)班長:
「これはいわゆる“ストリート台”と呼ばれている、打ち上げ台ですね。一本に繋がっている打ち上げ台」

岸から250メートルほどのところに設置された、打ち上げ台。

花火が打ち上がる場所に偏りがでないよう計算し、テープで目印をつけていきます。

「1・2・3…あ、いいねちょうどいいわ」

指揮をとるのは、建設課の原路夫(はら・みちお)さん。

花火班歴は四半世紀以上、頼れるリーダーです。


花火班 原路夫さん:
「面白いです。夏は花火がずっとメインでやっているような形で。もうお盆イコール花火だったんですけど、(この3年間は)ちょっとさみしいところもありました。けれど、この3年分を今年にぶつけようと思って。皆さんがいい花火、満足する花火、喜んでもらえる花火をあげたいなと」

さらに、こんなことも…

夕暮れの諏訪湖で始まったのは、ボートの走行訓練です。


花火班は本番中、打ち上げ台と桟橋の間をボートで行き来し、花火師を送迎。

さらに諏訪湖名物の水上大スターマインでは、花火師を船に乗せて点火と同時に素早く沖へ退避させる、重要なミッションも担います。