国『被爆体験記を調査』生きた人の証言がなぜ認められない?

40キロで認められる広島、8キロでも認められない長崎。

再三にわたる要望を受け国は先月、国立祈念館で所蔵する『被爆体験記』およそ12万件の調査に着手しました。

救済条件とされる「黒い雨が降った客観的記録」となるか?
注目される一方、1年が見込まれている調査期間に抗議の声が上がっています。

被爆体験者 岩永 千代子さん
「78年ですよ。(体験記を調査しなくても)生きた人が証言してるじゃないですか」

被爆から78年。被爆者との線引き、広島との差別の中で『被爆体験者』の訴えが続いています。