気象庁は8日午後、近畿から九州北部にかけての広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。12月中旬の後半は寒気の影響を受けにくくなるため、かなりの高温となる可能性があります。

「10年に1度」レベルの高温か

「早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温などが予想される際、可能性がいつもより高まっているとして注意を呼びかける情報です。

近畿、中国、四国、九州北部(山口県を含む)の各地方で、向こう2週間の気温が平年並みか高い日が多くなる見込みです。

特に以下の時期からは、5日間の平均気温が平年より2.5度以上高くなるなど「かなりの高温」が予想されています。

▶12月17日頃から
・近畿地方
・中国地方
・九州北部地方(山口県を含む)

▶12月18日頃から
・四国地方

激しい寒暖差に注意

あす9日(火)からは一旦、強い寒気が流れ込み真冬のような寒さとなる予想ですが、来週後半には一転して「10年に1度レベル」の季節外れの暖かさとなる見込みです。気象台は、農作物の管理に注意するとともに、短期間での激しい気温変化による体調管理にも十分留意するよう呼びかけています。