放出直後は原則、毎日「迅速分析」

トリチウムは水素の一種で放射線を出す放射性元素です。このトリチウムについて国が行う検査は「精密分析」と「迅速分析」の2つです。このうち多賀城市にある研究所では「迅速分析」を行っています。

この「迅速分析」は原発から10キロ圏内のヒラメなどの水産物が対象です。放出直後の1か月間は原則として毎日行われます。分析結果は精密分析では1か月半程度かかりますが迅速分析は2~3日で判明します。国は分析結果をホームページで公表するとしていて消費者の不安や風評被害を抑えたい考えです。