夏休み中の子どもたちに東日本大震災の経験を伝え、防災について考えてもらおうというツアーが11日、岩手県大船渡市で行われました。

この防災学習ツアーは、大船渡市防災学習ネットワーク運営協議会が初めて開いたもので、市内の小中学生20人が参加しました。ツアーの参加者たちは、東日本大震災が発生した際、赤崎町の住民らが津波から逃れて避難した施設を訪れ、地元のガイドから避難生活の様子について説明を受けました。続いて三陸鉄道に乗り込んだ一行は、写真を活用しながら震災前と今の街並みの違いを確認していました。ツアーに参加した子どもたちは、地元に大きな被害をもたらした震災について知ることで、命を守る大切さを学んでいました。