◆「疲労骨折」完治しないままの挑戦

インターハイの試合を間近に控えた8月3日。新体操場には誰よりも早く、キャプテン・浅田さんの姿がありました。
浅田匠さん「骨盤の骨折がまだ治っていないのもありますし、アップしないと体が全然動かないんですよ。睡眠時間を削ってもアップしようと、早めに来ています」
実は、浅田さんは3月に腰の骨を疲労骨折し、まだ完治していません。いまも痛みがありますが、他のメンバーには見せないようにしています。

浅田匠さん「キャプテンなのであまり見せられないですね。隠してます」
◆5年ぶりのインターハイ制覇を目指し

翌週に控えた本番で着用するユニホームが届きました。
浅田匠さん「おニューです、おニュー。渋いです、かっちょいいです! たまんねーっす。いよいよっていう感じです」

本番での競技時間に合わせた、最後の調整です。インターハイでは2018年以来、優勝から遠ざかっている神埼清明。“5年ぶりのインターハイ制覇”を目指して、意気込みは十分です。

中山智浩監督「しっかり納得できる演技をして、結果は後からついてくるという形で勝負させようかなと思っています。後はもう子供を信じて、やってきたことをしっかりと出してくれればいい」

浅田匠さん「『神埼清明高校』『佐賀県の代表』という看板を背負っているので、大きなプレッシャーに負けることなく、しっかり自分たちの演技をして、トロフィーを上げられるように頑張っていきたいと思います」
神埼清明高校男子新体操部は8日午後、インターハイの会場である北海道に向けて出発しました。11日に個人、12日に団体の演技が行われます。