今年100回目を迎えた宮城県の石巻川開き祭り。7月4日からの3日間行われ多くの人で賑わいました。川開き祭りで花火大会と並ぶ目玉が手こぎ船のレース、孫兵衛船競漕です。その孫兵衛船競漕に初めて挑戦した消防士の男性を追いました。白熱のレースの行方は…?
伝統の「孫兵衛船競漕」
石巻市の夏の風物詩「石巻川開き祭り」。北上川の改修に尽力した川村孫兵衛の功績をたたえ1916年に始まった祭りは、戦争や新型コロナでの中止を乗り越え、今年で100回目を数えます。孫兵衛の名を冠した手こぎ船レース、「孫兵衛船競漕」は、旧北上川の550メートルのコースを舞台にその速さを競う祭りの恒例行事で1975年に始まりました。

石巻市出身の大橋匠磨(たくま)さん(22)は「子供の頃からあこがれていた」というこのレースに今年初めて出場します。
大橋匠磨さん(22):
「小学校がすぐそこの開北小学校だったので。だいたいここでやるのでずっと見ていた。先輩方についていけるようにがんばりたいです」

地元、石巻で消防士として働く大橋さん。この仕事を志したきっかけは・・・。