大橋さん、来年への決意

優勝を狙う消防チーム。経験豊富なベテランメンバーで固め、大橋さんは応援にまわることになりました。決勝は4チームで争います。

応援:
「一番最初に帰って来いよー!」「いってこーい!」

一斉に漕ぎだした4チーム。トップを走るのは、去年優勝したライバル富国工業です。

スタートで出遅れたものの終盤、猛烈な追い上げを見せた消防チーム。結果は…。

チームメイトたち:
「出てたね、やっぱり。2位」「富国工業は頭出てたね、2位だ」「後半巻き返しましたね」

優勝は去年の覇者、富国工業でした。大橋さんにとって初めての孫兵衛船競漕が終わりました。

大橋匠磨さん:
「楽しかったです。初めての孫兵衛船でしたけど、見る側とやる側で全然ちがうんだなということをすごく感じた。石巻全体で最後の決勝も盛り上がってたので盛り上がれる大会になってよかった。来年は決勝も出場できるように練習していきたい」

100回目の夏。川の流れとともに育まれてきた伝統は次の世代に受け継がれます。

震災で孫兵衛船11隻が被災。2年間中断しましたが、全国からの支援を受け2013年に2隻で模擬レースを開催。その翌年にはさらに船を増やし完全復活。コロナ禍での中止なども乗り越え、再びまちににぎやかな声援が帰ってきました。