■あなたのオーラルケアは正しい!?歯周病予防クイズ

照山先生によると、『「セルフケア」と「プロケア」で歯周病を防ぐことが大切』ということで、ここからは歯周病予防の『正しい歯磨き』クイズです。
【第1問】Q.歯間ブラシやデンタルフロスを使うタイミングは?
A:歯ブラシの前
B:歯ブラシの後
正解は・・・A
恵俊彰:
(Aと回答)歯間ブラシは、ご飯食べたらすぐやりますもん。
〈解説〉
照山医師:
歯と歯の隙間に食べカスが詰まっていたら、どんなに良い歯磨き粉や洗口液を使っても、良い成分が行き渡りません。
また歯ブラシの後だと、「ちょっと面倒くさいな」と思ってやめてしまう方も多いと思うので、先に隙間汚れを綺麗に取ってから歯ブラシをササッとあてていくという、発想の転換をするのがいいかと思います。

【第2問】Q.歯ブラシの正しい持ち方は?
A:グーで握るように
B:鉛筆を持つように
正解は・・・B
恵俊彰:
(Bと回答)歯科医でやってくださる歯科衛生士さんが鉛筆持ちなんですよ。
〈解説〉
照山医師:
みなさん、小さい頃に習った歯磨きの仕方で知識が止まってることが多いです。小学校中学校だと、成長過程で手が小さいので「グーで一生懸命に磨きましょう」と習うのですが、大人は歯周病対策に注力していただいて「マッサージ感覚で細かく歯ブラシを動かして丁寧に磨く」のが良いです。
恵俊彰:
歯を磨くというよりは歯と歯の間に(歯ブラシを)あてるっていうイメージですよね。
照山医師:
歯茎をイメージしてあてるのが大事ですね。

【第3問】Q.歯のみがき方は?
A:歯茎に対して真横にあてる
B:歯茎に対して斜めに傾ける
正解は・・・B
〈解説〉
照山医師:
歯と歯茎の境目を意識して、20回ほどあててもらうのが理想です。
かなり手が疲れますので、電動歯ブラシなどもうまく活用するといいかなと思います。
弁護士 八代英輝:
電動歯ブラシを使ってます。できるだけやさしく持つようにしてます。ただでさえ強いので。
照山医師:
今アプリと連動しているものも多いので、強くあてすぎるとアラートが鳴るものもあります。

【第4問】Q.歯みがき後の口の“すすぎ”は?
A:しっかりと
B:軽めに
正解は・・・A
〈解説〉
照山医師:
何をターゲットにするかなんですが、むし歯予防のためのフッ素という成分は、軽いすすぎで口の中にしっかりとどまらせたいというのがありますけれども、歯周病対策で考えていくのであれば歯と歯の隙間の汚れはしっかり洗い流してあげる。それがポイントだと思います。
恵俊彰:
前に聞いたことがあって確認したいんですけど、ご飯食べた後にすぐ歯を磨かない方がいいって言われたことがあるんですよ。唾液を出して、唾液でちゃんと汚れを落とすということもやっておかないといけないから、ある程度(食後)1時間とか30分とか時間が経ってからがいいと。
照山医師:
食後「酸性」になっているときに、強く磨きすぎると歯を痛めるリスクもあるんじゃないかという説が一時期ありましたが、でも今はもうケアはなるべくこまめに、食後すぐにやっていただいて構いません。
恵俊彰:
今は関係ないんですね!わかりました。ぜひ毎日やっていきましょう。
(ひるおび 2022年6月7日放送より)