マイナンバーカードをめぐる相次ぐトラブルを受けて政府は総点検を実施していますが、河野デジタル大臣はこれまでの総点検の中でマイナ保険証の紐付けの誤りが新たに1069件確認されたと発表しました。
マイナンバーをめぐる紐付けの誤りなど一連のトラブルを受け、政府はマイナポータルで閲覧できる年金情報など29情報が正しく紐付けられているか総点検を実施していて、きょう、総点検の中間報告の結果を明らかにしました。
それによりますと、マイナンバーカードと健康保険証を一体化させた「マイナ保険証」で他人の情報が登録されたとみられるケースが新たに1069件確認されたことが分かりました。
これまでにも同様の誤りが確認されていて、合わせると、マイナ保険証の紐付け誤りは8441件に上っています。このうち、誤った登録が原因で他人に薬剤情報を閲覧されたケースが15件確認されています。
また、「共済年金」については、点検したおよそ510万件のうち118件でマイナンバーの紐付け誤りが明らかになったということです。
さらに、障害者手帳情報との紐付け作業では、調査した237の自治体のうち50の自治体で完全な住所情報を使わず、適切な方法で個人を特定していなかったということです。
河野太郎デジタル大臣
「エクセルでいろいろと情報管理をしていて、エクセルのデータをコピーするときにコピペ先で1行ずれてしまったというような、そうした人為的なミスがありましたので、紐付けをきちんとやっていたかどうかにかかわらず、障害者手帳については総点検をしていただくということにしております」
河野デジタル大臣はこのように述べ、障害者手帳については紐付けの正確性が強く懸念されるとして、すべての自治体で今年秋までの「個別データ総点検」の対象とします。
総点検の期限については当初、今年秋までとしていましたが…
河野太郎デジタル大臣
「原則11月末を期限としてお願いをしておりますが、個別の紐付け期間の状況に応じて、いつまでに完了できるかという協議を行っていただきたいと思っております。丁寧に点検することを優先したいと思います」
期限の目標は11月末とするものの、丁寧な点検を優先し期限は点検を行う自治体などと協議のうえ、柔軟に決める姿勢を示しました。
また、点検に伴う費用や人員の負担については自治体などと協議のうえ、支援を行う考えを示しました。
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