大竹しのぶさんが主演を務める2023年9月新橋演舞場「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の製作発表記者会見が行われ、大竹さんのほか、Hey! Say! JUMPの薮宏太さん、美村里江さん、風間杜夫さん、演出の齋藤雅文さんが登壇しました。
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は有吉佐和子さんが1970年に発表した戯曲で、これまで主演を杉村春子さんや坂東玉三郎さんらが演じて以来50年にわたって上演されてきた名作です。

大竹さんは“日本にはこんな素晴らしい戯曲、お芝居があるんだと、若い人に見ていただきたいなと思います”と意気込みつつ、“そういう私も、これを自分がやるという段になって、初めてちゃんと(戯曲を)読んだダメな者でして、すみません”と、茶目っ気たっぷりに明かし笑わせていました。

大竹さんと何度も共演し、気心が知れた仲の風間さんが“しのぶちゃんは普段はダラダラしているんですけど、いざ稽古に入ると一幕、二幕のセリフが全部入っているんですよ。どうやって覚えているんですかね?”と裏話を明かすと、大竹さんも“風間さんはもっとダラダラしてます。2人でずっとダラダラしてます”と応酬するなど、和気あいあいの会見となりました。

また薮さんは、稽古で役に入り込みすぎてしまい“初めての稽古が終わった時、その場でクラクラしてしまって。緊張感といろんな感情が入り混じってしまって。自分の知らない自分を発見することができてビックリしました”と初めての体験を明かし、記者から“本番ではクラっと倒れないように気をつけてください”と心配される場面もありました。
さらに、本格的な時代劇の舞台は初めてという薮さんは“家に稽古用の浴衣がなくて。家の近くに呉服屋がありまして、舞台用の浴衣を買いに行ったら、お店のご主人がすごく喜んでくださって。少し帯の良いものを…買わされたんじゃないですよ!少し値下げしてくださって。その呉服屋さんに良い報告ができるように頑張ります!”と、初々しく気合を入れていました。
■「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
新橋演舞場:2023年9月2日〜26日
【担当:芸能情報ステーション】