今月1日から4日に4年ぶりの通常開催で行われた盛岡さんさ踊りに訪れた人は、4日間で延べ113万人を超え、コロナ禍前の水準まで回復しました。

 盛岡さんさ踊り実行委員会の事務局を務める盛岡商工会議所によりますと、人出は初日が29万3000人、2日目が26万9000人、3日目が27万3000人、そして最終日が最も多く30万3000人となりました。4日間の人出は、あわせて延べ113万8000人です。これは規模を縮小して開催された去年4日間の延べ53万7000人と比べると、倍以上となりました。コロナ禍前2019年の149万1000人こそ下回ったものの、4日間平日だったことを考慮するとコロナ禍前の水準に回復しているということです。人出が回復した要因について盛岡商工会議所は、新型コロナの5類移行に伴う通常開催で市民参加の「輪踊り」が復活したことや、ニューヨーク・タイムズの掲載効果を挙げています。