「ぎょうざ」の消費日本一を目指し、全国の都市がしれつな競争を繰り広げていて、鹿児島市でも今年4月に協議会が設立され、本格参戦しました。その鹿児島市は、今年は3月までの時点で全国4位につけていて、関係者の熱も高まっています。
黒豚やタカエビなど、こだわりのぎょうざがずらりと並んだ「かごしまの餃子マルシェ」。今月4日・5日に初開催されたイベントで、鹿児島市や霧島市、伊佐市から参加した8店舗がそれぞれ自慢のぎょうざを販売しました。
(来場者)「ぎょうざが好きなので、食べたいと思って来た」
(来場者)「夫も(お酒を)飲みますので、アテに一品増えるので助かる」
(来場者)「大好きです。もう一人こどもいるけどみんな餃子好き。焼くだけだから楽ちんだし、でもすごく喜んでくれるし、美味しいし」
「(Q餃子好き?)子ども:はい。」
イベントを開いたのは、ぎょうざの消費日本一を目指して4月に設立された「鹿児島ぎょうざ協議会」です。
鹿児島市の1世帯あたりのぎょうざの平均支出額は、去年は1世帯あたり2546円で全国8位でした。しかし今年は1月から3月までの時点で全国4位。宮崎市、栃木県宇都宮市、静岡県浜松市と、いずれも日本一に輝いたこともある“ぎょうざ御三家”に次ぐ堂々の成績です。
ただ、首位とはおよそ400円、3位ともまだ90円以上の差があり、関係者はさらなる努力が必要と話します。
(鹿児島ぎょうざ協議会 山崎正明代表)「今年の3月のみでは4位まで上がってきた。ぎょうざを買って、みんなで焼いて、みんなで食べようというふうになってもらえれば」
鹿児島の挑戦に、宇都宮市と長年しのぎをけずり、おととしも日本一に輝いた“ぎょうざ王国”静岡県浜松市も興味を示しています。
(浜松餃子学会広報 花枝一則さん)「鹿児島の餃子が、まだわからないのでぜひ一回味わってみたいなということもあるし、ぜひ鹿児島のみなさんも浜松餃子も味わってみてもらえれば。そんなお互いの交流ができれば」
そして、3年前に協議会が設立され、去年、史上初の日本一に輝いた“新星”宮崎市も注目しています。
(宮崎市ぎょうざ協議会 渡辺愛香会長)「相当ヒヤヒヤするじゃないですかね。鹿児島市民・県民の皆さんを巻き込みながら(日本一を)目指していただけたら、(宮崎市も)ビクビクする存在になってくるのではと思う。宮崎も頑張ります」
日本一は決して夢ではない。鹿児島でも期待は高まっています。
(来場者)「頑張ってほしいですね」
(来場者)「そもそも宮崎に住んでいた。今は鹿児島に住んでいるので、鹿児島に貢献します」
(来場者)「良いと思う。推したいものが鹿児島は多い。食材とか。お隣(宮崎)も日本一になっちゃいましたし、負けてられないというのもある」
(鹿児島ぎょうざ協議会 山崎正明代表)「今度は天文館地域や鹿児島中央駅の近くなど、いろんな年代の人に合わせてイベントをやっていけたら。勢いをつけて何とか年末までに1位をとれたらと考えています」
年間の結果が出るのは来年2月。協議会では8月にも鹿児島市でイベントを開くなど、日本一への挑戦を続けることにしています。
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