台風6号、3日までは西に進んでいたのに、4日からは方向を大きく変えて東へ、再び本島地方へと接近する見込みです。なぜこんなU ターンするような進路をとるのか、やはりポイントは太平洋高気圧です。

今ちょうど台風は高気圧がない部分にいます。ただ、4日の夜になると高気圧が分かれて台風の通り道ができます。そのため、この後は東寄りに進むというわけなんです。
さらに、今回の台風の特徴はなかなか勢力が落ちないという点です。原因は海水温が高いからです。

今台風は久米島の西の海上に位置しているんですが、停滞していたので海水がかき混ぜられてやや温度が下がっています。ただ周辺は28℃や29℃と海水温が高い状態となっているので、強い勢力を維持した状態で4日夜から6日にかけて本島地方に接近する見込みです。

5日に予想される最大瞬間風速は、本島地方45メートル、先島諸島と大東島で30メートルです。そして6日は本島ではさらに強まり、60メートル猛烈な風が吹く見込みです。
那覇で2日に最大瞬間風速が52.5メートルを記録していますが、6日は本島ではそれに匹敵するような猛烈な風が吹く見込みです。
週末は不要不急の外出は控え、家の中では窓から離れるなどして対策を行うようにしてください。
また7日以降、台風6号は九州や四国、中国地方を通る予報円となっています。今後の台風情報にご注意ください。