■MLB エンゼルス 3-5 マリナーズ(日本時間4日、エンゼル・スタジアム)
エンゼルス・大谷翔平(29)が本拠地で行われたマリナーズ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場したが、「右手と右手の指の痙攣」により、この日は、4回59球を投げ無失点の好投も、急きょマウンドを降りた。
シーズン10勝目はお預けで、史上初となる「2年連続2桁勝利&2桁本塁打」の達成は次回以降に持ち越しとなった。打撃では終盤に40号ソロを放ち、2点リードに持ち込んだが、チームは9回に逆転満塁弾を浴び3連敗を喫した。
試合後、大谷は痙攣について「中指ですね。よくピッチャーがつる場所ですね」と右手中指をつったと明かした。緊急降板後はDHとしての出場を続け、8回に見事40号ソロを放った。打撃は問題ないと決めた理由を「中で振ってみて決めました」と話した。
指の問題について「最近よくつってるので、様子見ながら行こうと思えばもしかしたらもう1イニング、2イニングいけなくはなかったですが、うちにとって大事な試合ですし、投げる選択の方が(チームに)迷惑をかけるのでは」と、チーム状況を鑑みて降板を決めたという。
次の登板に向けて質問が及ぶと「それはチーム状況というか、僕は今まで通りのスケジュールでいくように努めたいですし、そこは監督の判断かなと思います」とした。プレーオフ進出に向け「まだまだ全然狙えるポジションですし。明日から切り替えたい」と意気込む大谷は、休む考えはあるのかと聞かれると「それは相談して決めることですが、みんないっぱいいっぱいの状態でプレーしている。休むような試合と言ったらアレですけど、本当にそういう試合はもうないと思うので、できるなら1試合1試合全部出たい」と語った。