検察は、
「会社の寮で出産し、その後も隠していたが男児の死体が腐敗し、においがきつくなったため犯行に及んだ」
「自らの経済的利益を優先させるための犯行で、出産しても強制的に帰国させられることがないことは会社などに聞けばよかったのに聞かず、くむべき事情はない」
などとして懲役1年6ヵ月を求刑しました。

一方で弁護側は、「更生の環境が整っている」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

最後に実習生はー。
「子どものために毎日お祈りをしているがどれだけ悔み、反省しても自分の言葉で言い表せない。家族や亡くなった子どものために頑張っていく」
「私がこんなことをしたのに日本の周りの人が最大限のサポートをしてくれて、感謝の気持ちを忘れない。その方たちに恩返しをするために悪いことをせず、周りに困っている人がいたら恩返しをしていく」

それまでつけていたマスクを外し、背筋を伸ばしてはっきりとした声で答えました。