第2章 奇策「働き方改革の適用除外」

パビリオン建設が間に合わないかもしれない…そんな中で、国の働き方改革を、政府自らが反故にする「奇策」が、博覧会協会と政府の間で協議されていた。それは、パビリオン建設工事に残業時間の規制を適用しないというもので、関係者によると、「解決策を話し合う中で、『あくまでオプションとして』残業規制の適用除外の話が上がっている」というのだ。
さらに適用が除外される例として、災害復旧のケースを挙げ「災害復旧については2~6か月平均で80時間以内、月100時間未満が適用されない」ことも話し合いの棚に挙がった模様だ。
ところが、この件が28日に相次いで報道されると、各関係者が一気に火消しに追われた。