大崎海星高校出身 藤居大也 さん
「いや。ぶつかりそうだったんですよね。その分、やっぱりよけた間は漕げなかったし、タイムロスになった。よけました、よけました。当たってないです」

第3戦を制したのは、地元出身の道林さんが所属する黄色の岩白チームでした。

大崎海星高校 3年 道林海斗 さん(大崎上島町出身)
「なんか(チャンスが)あると思うて、みんな思い切り漕いだので、がんばったかいがあった」

― 青(郷)と赤(天満)でもめていたが?
「あれだけ、みんな、櫂伝馬にかけてきて、熱い気持ちがあるので、あれはあれで1つの文化というか…、あると思うので」

一方、もめた両チームは控えのテントも隣り同士ですが、最終レースを前に会話もありません。

郷チーム 船頭 浜田慎太郎 さん
「ちょっと沖で回ってしまって、ぶつかったんですけど、ちょっと不運な感じで終わってしまったので、ゴタゴタが…」

― 天満に負けたくない?
「負けたくないですね。どうしても勝ちに行きます、はい」

天満チーム 船頭 藤原啓志 さん
「作戦は、もうここまで来たらしっかり楽しんで漕いで(前に)出るだけですよね。それ以外、もう考えんように。変なことは、さっきみたいにごちゃごちゃごちゃごちゃ変なことを考えることになりますし、とにかく(前に)出るだけです」

スタート位置のくじ引きでも目を合わせることはありません。

郷チーム(青)
「よいさー」「よいさー!」

天満チーム(赤)
「よいさー、よいさー、よいさー」「よっしゃー!」

第4回競争

どのチームにも優勝の可能性が残った大混戦。島の男のプライドをかけた最終戦です。