■プーチン大統領の重病説 4月にがん治療か ロシア側は否定

井上貴博キャスター:
そういった中で、アメリカとしてはプーチン大統領を追い詰める“情報戦”という側面もありそうです。
6月2日のニューズウィークによると、アメリカの情報機関が機密情報をリークしたということです。アメリカの▼国家情報長官室幹部▼国防総省情報局幹部▼空軍元幹部によると、プーチン大統領の健康状態について「プーチン大統領は進行がんで、4月に実際に治療を受け、どうにか持ち直したようだ」と報じています。
ニューズウィークの分析によると4月21日、ショイグ国防相から戦況の報告を受けているとき「だらしなく足を投げ出しているように見えた」「ずっとテーブルの足をつかんでいた」。他にも「むくんでいる」などの分析もあったわけですが、映像をプロ専門家が精査した結果、結論としては「プーチン大統領は深刻な病気が進行している疑いがある」としています。
こういったところから、アメリカ側としては「かつては無敵に見えた男が、今は自分の未来、とりわけ自分の未来と格闘しているようだ」と。アメリカ側としては、情報戦でロシア国内でプーチン大統領を追い詰めたいという思惑はありそうです。

一方、ロシアのラブロフ外相は「分別のある人なら、彼に何らかの病気の兆候を見いだすことは不可能だろう」と5月末のフランスのテレビで発信しています。
ホラン千秋キャスター:
ウルヴェさん、プーチン大統領はこれまでも強い人物であると戦略的に打ち出していたので、逆算して考えると、最近のプーチン大統領は様子がおかしいところもあると言えそうでしょうか?
田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
私が関心あるのは、こういった情報をプーチン大統領がどのように捉えているかということです。これがもしも本当であれば、なぜこんな情報が伝わってしまうのか、ロシア国内でのいろいろな疑惑を感じるかもしれませんし、全くそうではないのであれば、この情報リークがどのような意味を持つのかということは考えたいところです。

ホラン千秋キャスター:
廣瀬さん、この情報について様々な説がありますが真偽はいかがでしょうか?
慶應義塾大学総合政策学部教授 廣瀬陽子さん:
いろんな不健康な情報が流れてきています。しかし確証的な情報はないわけで、まず全ての情報を“情報戦”という枠組みの中で考える必要あると思います。
いろいろな不健康な状況を指し示す映像は出てきているわけですが、他方で本当に不健康なのであればプーチン大統領も隠したいでしょうから、だらしなく足が見えるような映像ではなくテーブルカバーをかけて足が見えなくするとか工夫もできるわけで、なかなか今の現状では白黒はつけられない、このように研究者の間でも話題になっています。

















