鳥取県はほとんどの市町村で「原則 全員加入制」
中学校での部活動は全員加入か、それとも自由なのか。
BSSが山陰両県の全市町村教育委員会に問い合わせたところ、鳥取県内では、公立中学校を管轄する18の教育委員会のうち、16が「原則 全員加入制」と回答。
2つの教育委員会が「学校の判断にゆだねている」と回答しました。
一方、島根県では19の市町村教育委員会のうち、14が「任意」と回答。
4つが「学校の判断にゆだねている」。1つが「原則 全員加入制」と回答し、山陰両県で対応が大きく分かれていることが分かりました。
原則全員加入の対応を取っている米子市の教育委員会に話を聞きました。
米子市教育委員会 学校教育課 仲倉昭雄さん
「原則は全員が加入としています。ただし、学習指導要領には『部活動は生徒の自主的自発的な参加によって行われるもの』とあることから、活動への参加は生徒の意思を尊重しています」
つまり、入部は原則全員ですが、部活動への参加については強制していないのだそうです。
そして、例外もあります。
米子市教育委員会 学校教育課 仲倉昭雄さん
「中学校のなかに、子どもさんが本来やりたいことが無い場合があります。例えばボートや硬式テニス、その他ダンスなど、色んなことがあると思います。そういうお子さんがおられる場合は、学校は柔軟な対応を取っています」
「部活動、異学年との交流を通して望ましい人間関係を築いたり、子どもたちが活動によって達成感を得る。そういうことが、子どもたちの心身の育成にとって大変望ましいと思っています」
あくまでも、生徒の意思を尊重しながら、柔軟な対応を取っているということです。