信州の伝統野菜「ていざなす」で地域を盛り上げようと、天龍村の生産者の組合が、初めて「収穫祭」を開きました。

天龍村役場の前で29日に開かれた「ていざなす収穫祭」。


ていざなすは、大型のナスで果肉が柔らかく、あくが少ないのが特徴。

明治時代に村民が東京から種を取り寄せて栽培が始まり、村内で受け継がれてきました。

収穫祭は、農家18戸でつくる生産者組合が、地域をアピールしようと開いたもので、収穫したばかりのナスのほか、ていざなすを使ったガレットやサンドウィッチなどが販売されました。

■ていざなすを購入した人
「1回味わってみたいと思って楽しみにしています」


また、飯田市のラーメン店と共同開発した「ていざなすの冷やしあんかけ醤油らーめん」が無料でふるまわれました。

■ラーメンを食べた人
「おいしいです、さっぱりしてて」                                       「らーめん合います。意外とこんなに合うんだと思って。冷たくてもおいしいんだとわかりました」


■天龍村ていざなす生産者組合 板倉貴樹組合長                                                  「来てくれているお客さん小さいお子さんがたくさんいるので、すごくうれしいです」

伝統野菜の購買層は高齢層が多いということで、組合では若い世代にもぜひ食べてほしいと話していました。