「今すぐやるべき 子どもたちの食を支えること」

こうした民間の支援は経済的にも精神的にも有効ですが、キッズドアとしては、国や行政の根本的なシステムの構築が必要だと考えます。具体的には、子育て家庭が経済的支援を必要とする夏休み・年末年始・年度替りに定期的な給付があれば、家計を維持し続けることができる見通しが立ち、精神的にも落ち着けると言います。
こども家庭庁の発足で様々な施策が打ち出されてはいますが、「今すぐやるべきことは子どもたちの食を支えることなのでは」と渥美さんは言います。子どもは今この瞬間にも成長し続けています。その大切な時期に基本的な栄養を摂ること、適切な環境で過ごすことは、子どもに与えられた権利です。親だけでなく、社会全体で子どもたちを守る風土や仕組みの醸成が急がれます。