「自分みたいな思いをする子どもを無くしたい」

講演会で話す柳谷和美さん

誰にも言えなかった自分の過去を話せるようになるまで30年以上かかったという。これまで警察や学校など200回以上の講演会に呼ばれてきた。思い出したくない過去を話すことで、今でも高熱が出て体調を崩す時もある。それでも経験を語る理由は…。

(柳谷和美さん)
「私が受けた被害のように子どもの性被害は可愛がりとか遊びの延長にあり、子どもは被害という認識がない。子どもをだまして加害をする卑怯な犯行です。助けてと言えなくて、被害にあっている子どもはたくさんいると思います。自分みたいな思いをする子どもを無くしたい。そして、子どもの性被害がその後の人生にどれほど影響を与えるかを知ってほしいです」

子どもへの性暴力を繰り返すのはどのような人物なのか。過去に性加害を行った男性が取材に応じた。