総社市は、今年度から準備を始めている中学校の部活動の地域移行について、不足しているスポーツの指導員を育てるための協定を青山学院大学陸上競技部の原晋監督が代表を務める一般社団法人と結びました。

総社市が協定を結んだのは、原晋監督が代表を務める一般社団法人・アスリートキャリアセンターです。総社市では、中学校の部活動の運営を地域に移行するため、今年4月から準備を進めていますが、その指導を行う「外部指導員」は10人と、不足しているということです。

協定は、指導員を増やすため、青山学院大学とアスリートキャリアセンターが開発した「カリキュラム」を使うもので、原監督らが希望者に対し、研修を行うことにしています。

(一般社団法人アスリートキャリアセンター原晋会長・青山学院大学陸上競技部監督)「青山学院大学陸上競技部で培った20年間のノウハウをもとに、よりよいクラブ活動、地域移行に向けて、微力ながら努力していきたい」

総社市ではこうした取り組みを通じて今年度中に市内4つの中学校に43ある部活動のうち、2つの運営を地域に移行したい考えです。

アスリートキャリアセンターが自治体と協定を結ぶのは県内では初めてで、全国では萩市に続き2例目です。