マラソンが好きな独身の男女を対象にした婚活イベントが岡山市内で開かれました。岡山県などが主催したこのイベント。なぜマラソンなんでしょうか?
(参加した人)
「緊張しています。人見知りなところもあるから」
「優しくて話しやすい方であれば…どなたでも大歓迎」
「可愛い方であれば、さらにいいかなっていうところはあります」
今月、岡山市北区で開かれた婚活イベント。参加者がはじめに行ったのは…。

「よーい、はい。肩に力を入れない。お腹で支える、お腹で」
体幹を鍛えるトレーニングです。実はこのイベントあるスポーツ大会と関係があります。

来月9日に開催される「おかやまマラソン」です。この婚活イベントは岡山県などが主催。

マラソン好きな独身の男女が対象で、おかやまマラソンにエントリーした人が優先的に選ばれます。

(岡山県子ども・福祉縁むすび応援室 武村万里子さん)
「同じ趣味の方が集まるっていうのは、マッチング率が高かったりとか、その後も続きやすいという傾向がある」

岡山県内で去年1年間に生まれた子どもの数は1万926人で、14年連続で過去最少を更新しました。こうした中、マラソンという共通の趣味を持つ男女なら多くのカップルが誕生するのではと、岡山県などがこの婚活イベントを始めたのです。
(参加した人)
「マラソンしている人は、元気というか、ポジティブな方が多いのかなという印象がある。話しやすくて落ち着けるような方がいいなって思います」

4回目の今回は年齢別に2部制で行われ、男女10人ずつが参加しました。こちらは20代~30代の部。

はじめに天満屋ランニング事業部の篠原太ゼネラルコーチから、マラソンを走るための効果的なトレーニング方法を教わりつつ、親睦を深めていきます。このあとは、いよいよ…。
「今からファーストインプレッションをさせていただきます。気になる方は何名でも結構ですので、(アプリで)★マークをいくつでも入れて下さい。多い方がいいです」

気になった人とのおしゃべりタイム。勇気を振り絞って話しかけます。
(参加した人)
「婚姻歴はなし。アルコールは飲めますけど、そんな極端に飲む方ではない」
「僕ももう29歳なので、結婚を考えていかないといけないと思うんですけど、人としゃべること自体が、人前でっていうのが苦手なのはあるんですけど」
「走ることは得意なので、それを生かせるようにトークできればと思います」
「球技はあんまり得意じゃない」
(参加者同士の会話)
「(マラソンのタイムは)けっこう早いですよね」
「3時間7分ぐらい」
「すごい」
「そんな…あの…」
(参加した人)
「J-POPはミセスグリーンアップルが好き。元気になるから」

最後に、好みの相手をスマホで入力。20人中、4組のカップルが誕生しました。
(参加した人)
「不安がありましたけど、カップル成立ということで、進展していったらいいなと思います」
「ほっとしています」
「運動神経いいんだろうなという印象があって。このイベントがより良さを…格好よく見えました」
「お食事とか、もしよろしければご一緒して、もっとお話をしたいなというのがあるん…あり、あります」
「え、カフェとかだったら…」
「カフェ好きです」
「じゃあちょっとカフェがんばって探します」

マラソンが繋いだ縁。岡山県では今後も相談に乗るなどしてカップルの交際をフォローする予定で、結婚が決まった場合は記念品を贈ることにしています。
(スタジオ)
ー岡山県などは、おかやまマラソン終了後にも大会にエントリーした独身の男女を対象にした「おつかれさまイベント」を(11月30日に)開催する予定で、11月10日まで参加者を募集しているということです。