スズメバチのシーズンは終盤ですが、【画像①】のように、巣のサイズは今が最大で、ハチの攻撃性も高いといいます。

岡山在住の筆者の周りでも、「スズメバチに刺された!」という声を聞きました。

【画像①】スズメバチの巣

害虫駆除のスペシャリスト、東洋産業の大野竜徳さんに、応急処置や対策などについて聞きました。

刺されたらどうなる?

ースズメバチに刺されると、どうなるのでしょうか。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「私は頭を刺されました。モゾモゾっと髪の毛になにかがもぐったと思ったら、細い針でチクッと刺されるような感覚があり、そこだけが『痛い』という感覚がありました。

すぐにその痛みは、ズキズキと広がるように痛み始めました。頭をやられてズキズキ痛むせいか、意識が少し散漫になり、のどの渇きを感じました。

痛みが続いている間は顔の半分から上の皮膚はしばらく麻酔をかけたように感覚がなくなりました。

スズメバチに刺された場合、かなりの熱感があり、手を刺された場合はまん丸に腫れ、指が曲がらなくなったりします。重篤化するとじんましん、発熱、発赤、呼吸困難などを伴う場合があります。

特に怖いのが、この重篤化で、アナフィラキシーショック(ハチに刺されたりした後に全身に皮膚症状、唇や舌のむくみ、呼吸器症状、下痢や嘔吐などの消化器症状など、さまざまなアレルギー反応による症状がでること)です」

【画像②】キイロスズメバチ