保険契約で“文書偽造”か ビッグモーターの“不正”次々と
ビッグモーターを巡っては、NEWS23の取材で保険契約の際のずさんな対応も明らかになっています。元店長が明かしたのは、ビッグモーターの社員による保険の契約書類の代筆です。

ビッグモーター 元店長
「お客さんの自署が必要な物に対して、営業が代筆している」
契約書類に客のサインを勝手に書いて損保会社に提出するケースがあったというのです。損保会社と客が連絡を取ったことで代筆が発覚したといいます。

ビッグモーター 元店長
「お客さんに確認したところ『何も書いてないよ』と。基本的に保険商品なので代筆となると一発アウトなので」
客になりすましてサインをするのは私文書偽造にあたる可能性も。ビッグモーターは会見で…

――保険契約の代筆問題があったという証言がある。事実としてあるのでしょうか?
兼重 前社長「過去にそういうことが…指摘を受けた…」
石橋光国 新副社長「はい、そういう事実を受けて報告させていただいてるものもある」
――代筆問題はあったということで大丈夫ですか
石橋 新副社長「私の専門の部署ではございませんので、あったという話は聞いております」

さらに、内部告発を巡っても、新たな事実がわかりました。
ビッグモーターは2022年、「保険金が不正請求されている」との内部告発を受け、調査を実施。告発した従業員は調査でこう証言していました。
「工場長から不正の指示があった」

しかし、ビッグモーターは損保各社に対し「指示はなかった」と書き換えていた報告書を提出していたのです。和泉新社長はこれから調査し、隠蔽があれば厳正に対処するとしています。