26日も岩手県内は猛暑日となるところもあり暑い一日でした。厳しい暑さが続くとひんやりとしたものが恋しくなりますよね?盛岡市の書店の、ひんやりとしたユニークな取り組みを紹介します。

26日の岩手県内は広い範囲で晴れて気温が上がり、午後4時までの最高気温は釜石で37.7度、一関で35.8度、大船渡で35.3度と3か所で猛暑日となりました。

そんな暑さの中、JR盛岡駅1階にある「さわや書店フェザン店」では・・・

(リポート)
「様々な本が並ぶ本屋さんの店頭ですが、あちらにちょっと異質な、青い発泡スチロールがあります 。『冷えた本、あります』と書いています」

ふたを空けてみると・・・

「見るからに涼しげ。あ、本当に冷たい!本がひんやりしています!」

中にあったのは文庫本20冊。底には分厚い保冷剤が敷かれていました。本は湿気で傷まないように1冊ずつジッパーバッグに入れられています。

(さわや書店フェザン店 竹内敦 店長)
「冗談で本を冷やして売りたいなとずっと思っていたんですよね。もう連日暑かったんで思い切ってやっちゃおうと思ってきのうやりました」

中に入っている本にも竹内店長のこだわりが。

「涼しさを感じる本が良いなと思って、冷たいビールが飲みたくなる本とか夏を感じる小説とか、ホラー小説の怖いので背筋を冷やしてもらおうと思って入れています」

クーラーボックスに気づいた人は中をのぞいて笑ったり驚いたりと、反応は上々です。

(客)
「本当に冷えていましたね」「食べ物かと思ったら本だったので驚きました。涼しくなりそうです」
「こんなの見たことないです。冷たかったです。暑くて学校行くのも疲れるけど、こういうの見ると面白くて元気でます」

クーラーボックスから出すと本の温度はすぐに上がってしまいますが、物語の世界に広がる涼しさが、心に残ってくれそうです。