今月17日から23日までの新型コロナウイルスの岩手県内の感染状況は、1定点医療機関の1週間当たりの感染者数が平均して10.79人と5週連続で前の週を上回りました。感染症法上の5類に移行して以降、初めて2桁台に達し、感染が拡大しています。

 保健所別にみると、大船渡が27・0人、奥州が18.71人、久慈と二戸がそれぞれ15.0人、一関が10.57人などの順で多くなっています。県全体の平均は10.79人で前の週と比べて3.81人増えています。
 県内に63か所ある定点医療機関の1週間の感染者数はあわせて669人で前の週より229人多くなりました。
 また、乳幼児を中心に県内で流行が続いているヘルパンギーナは1定点当たりの患者数が15.21人でした。過去最多となった前の週より3.29人減って、5月中旬以降10週ぶりで減少に転じました。