きょう(25日)、岡山36.2度、高松35.8度の猛暑日となり、どちらも今年最高を記録するなか、夏の高校野球岡山大会の決勝が倉敷市のマスカットスタジアムで行われ、おかやま山陽と倉敷商業が甲子園への切符をかけて対戦しました。

2年前の夏と同じ顔合わせとなった決勝戦。1対1で迎えた6回の表。倉敷商業はツーアウト2塁の場面で1番・キャプテンの佐々岡の打球はセンター前に。倉敷商業が1点をリードします。その裏、おかやま山陽は、ヒットとフォアボールでワンアウト2塁1塁とすると、5番・入江の打球はレフト前ヒット。2対2とし、再び同点に追いつきます。

勝ち越したい倉敷商業は続く7回ツーアウト1塁の場面で5番・三宅の打球はセンター前方への難しいフライ。これを山陽・山崎がダイビングキャッチ。山崎のスーパープレーで試合の流れを引き寄せます。

2対2で迎えた7回裏の攻撃。おかやま山陽はツーアウトから1番・田内、2番・湯浅の連続安打で2塁1塁にすると、3番、キャプテン渡邊の打球は右中間を破るタイムリーツーベースヒット。ランナー2人が返り山陽が勝ち越しに成功します。

おかやま山陽はあわせて投手3人の継投リレーを展開。最後はエース井川が3回1安打無失点に抑え、4-2で優勝。2年前の雪辱を晴らしました。おかやま山陽は、6年ぶり2回目の夏の甲子園出場です。

(’おかやま山陽 渡邊颯人主将)「この仲間と甲子園に行けるっていう実感が、マウンドから出る時に湧いて自然に涙が出てきました」

(おかやま山陽 井川駿主将)「甲子園に行けて本当に素直に嬉しいです。ここからが勝負だと思っているので、いったんこの嬉しさはひいて、また一からチームを見直して、もっともっと強いチームにしていきたいと思います」

岡山大会の優勝校が決まったことを受け、JR岡山駅では号外が配られました。

(市民は)「すごく熱い試合だったなと今年。(両チームとも)格好よかった」

(市民は)「おかやま山陽は、投手がたくさんいるので、(投手を)上手く使って甲子園でもどんどん勝ってほしいです」

全国への切符を手にしたおかやま山陽。49校が日本一を競う夏の甲子園、来月(8月)3日の組み合わせ抽選会を経て、8月6日に開幕します。高松大会はあす(26日)決勝です。