6月末からの大雨で、富山県立山町にある常願寺川の護岸擁壁が崩落しました。
のり面が崩れやすくなっているため、国交省による応急工事が始まっています。

崩落したのは、立山町横江野開にある常願寺川右岸の護岸擁壁で、6末から今月にかけての大雨で、30メートル以上にわたって崩れ落ちました。

この影響で、護岸擁壁の下にあった土砂も崩れ、雨が降ると崩落する危険が高まっていて、国交省富山河川国道事務所は、きのうからのり面に盛り土をしてもろくなった斜面を押さえる作業を行っています。

記者:「崩れた斜面の上には農業用水のおおもととなる大きな用水があり、斜面が崩れると周辺農家に影響が出ます」

のり面の上部には主に富山市、立山町、舟橋村の農業用水として使われる幹線水路が流れていて、富山河川国道事務所は、今後、盛り土の上にコンクリートブロックや土のうを積むなど、さらなる崩落を防ぐための作業を進める方針です。