佐世保市の九十九島では、夏を代表する花が今、見頃を迎えています。
淡いピンクの花びらに広がる無数の斑点。その模様が染の技法、かのこ絞りに似ていることからその名が付きました。
佐世保市の九十九島カノコユリは、陸から遠く離れた丈ヶ島などに自生しています。夏の九十九島を代表する花です。
斑点の広がり方が九十九島の島々にも例えられることから、佐世保市の花にも指定されています。
九十九島ビジターセンター・西村佳美学芸員
「ここだと遊覧船からも結構近くで見ることができるかと思います。丈ヶ島と斧落としの一番狭い遊覧船の見せ場なんですけど、そこ通過するところなので、一番島に接近して見えるとこかなと思います」
九十九島ではこのほかにも、波打ち際に自生するハマボウが黄色い花を咲かせています。
九十九島の夏の花。見頃は8月初旬までで、パールシーリゾートから出ている小型のクルーズ船からも見ることができます。