日本の強さは「精度の高さ」
近藤アナ:日本の強さを一言で表すと?
石川選手:やっぱり精度が高いっていうところが1つ今の強さだなというふうに思いますね。捕れない難しいボールでも選手たちが反応したりとか、海外の選手だと簡単に諦めたりとかするので。イタリアに二人とも入っている(イタリアでプレーしている)し、知っているのでそういったところが日本チームにアドバンテージがあるのかなと思っています。
髙橋選手:本当に石川選手と同じで精度の高さ。精度っていうところがやっぱり今の日本のバレーボールの強みだなっていうのは本当に感じますね。
出場チームの中で平均身長が202.4㎝と一番高いイランに対し、日本は192.5cmと最も低い。
石川選手:やっぱり海外のチームだったりすると、アタッカーに高いところから打たせようみたいな考えになってるんですけど、日本は高さがない分、そういった精度だったり、スピード、タイミングってところで勝負しなければいけないので、今はそこで勝負できているなと思いますね。
髙橋選手:特にブラジル相手に勝った時(予選ラウンド、6月22日)でも、やっぱりしっかりとハイセット(レシーブが乱れてネットから離れた場所であげる山なりのトス)の状況で打ち切れている場面が多かったので、そのハイセットの精度の高さってところが、一番目に見えやすいのかなと思います。
近藤アナ:精度っていうのが、日本らしさがありますね。丁寧というか、細かいというか。
石川選手:やっぱりトップに行けば行くほど相手のサーブも強くなってくるので、ハイセットの状況が増えてくる。そこを打ち続ける、決め続ける力はこれからもっと必要になってくると思います。
最後にネーションズリーグファイナルラウンドへの意気込みを聞いた。
石川選手:ネーションズリーグでは、ベスト4という目標をチームとして掲げてやっているので、そこの目標が達成できるチャンスがここにある。まずスロベニアに絶対勝ちたいと思います。
髙橋選手:またギアを1つ上げて、自分たちのバレーボールをやっていかないといけないと思うので、しっかり気持ちを切り替えて次のスロベニア戦に向けて気持ちを作ってやっていきたいなと思います。
