「産後うつ」というと「女性がなるもの」というイメージが強いかもしれません。しかし、国の研究で『男性も同じ程度のリスクがある』と発表されています。育児に悩みを抱える父親を支援する取り組みが、福島県内でも広がっています。

矢吹町の和田祐樹さん・莉子さん夫婦。去年12月、第1子の長女・朱哩(あかり)ちゃんを授かりました。

和田莉子さん「産まれてみてやっぱり楽しさも想像以上だったし、大変さもまた生まれてきて、わかった」

夫の祐樹さんは、子育てに喜びを感じる一方、プレッシャーも感じているといいます。

夫・祐樹さん「一家を支えるっていうのも日本社会に求められた男性像みたいなところはあると思っていて、そんな(仕事と家事などの両立の)弱音もなかなかはけない現状もあると思います。」

出産後、気分が落ち込むなど心身の状態が不安定になる「産後うつ」。ここ数年は、母親だけでなく父親の発症も増えています。

国立成育医療研究センター政策科学研究部・竹原健二部長「真面目な方、優しい方、そしてママを大事にしたいなというような方が、(産後うつに)なりやすいという印象を受けています。」

国立成育医療研究センター政策科学研究部・竹原健二部長