独自戦略で集客…別府エリアで補助金約33億円確保
おととし12月に開業したホテル「アマネク別府ゆらり」。3連休の土・日はほぼ満室の状態で、外国人旅行者が半数以上を占めています。7月15日からはプールがある屋上で飲食を楽しめる「ルーフトップバー」を期間限定でオープンし、幅広い層からの集客を図っています。
(アマネク・鈴木拓也さん)
「インバウンドのお客様が多いんですけど、国内はもちろん県内のお客様も含めてみなさまに愛されるようなホテルになるようにしたい」

一方、創業110年を迎える「ホテルアーサー」は宿泊施設の高付加価値化を支援する国の補助制度を活用してフロントをカフェに改装。大浴場を3倍の広さに拡張したほか、新たに立ち寄り湯を整備、客室のリニューアルも予定しています。
(ホテルアーサー・日名子健太郎社長)
「ハード面が宿泊業の大部分を占めているのでそこに補助金を入れて改修できるのは競争できる環境作りになっているのは間違いない」

「ホテルアーサー」が活用した高付加価値化事業は宿泊施設に対して改修費用の2分の1、最大1億円が補助される制度。別府エリアは国内最大規模となる33億4000万円の補助枠を獲得。多くの施設が大型投資に踏み切ることができるまたとないチャンスが巡ってきたのです。
(別府市旅館ホテル組合連合会・西田陽一会長)
「高付加価値化事業をすることによってお客様が満足して宿泊単価が上がっていく非常にいい相乗効果が望まれる。若い世代や色々な方々に観光産業を応援してもらえるような事業や産業になるようにがんばっていきたい」