新潟県の花角知事らが18日、原子力災害の際に住民避難を円滑にするための道路整備を西村明弘内閣府特命担当大臣に要望しました。
財務省を訪れたのは、花角知事と柏崎市の桜井雅浩 市長、刈羽村の品田宏夫 村長です。

原子力災害の際に住民避難のための道路整備について原子力防災を担当する西村明弘内閣府特命担当大臣に要望しました。
【西村明宏 内閣府特命担当大臣(原子力防災)】「原子力災害時における避難の円滑化、これはまさに地域の住民の皆さんにとって、安全・安心といった観点からも非常に重要と思っております」

要望では、多くの車両が通行できる北陸道を一層活用することが重要としました。
その上で、スマートインターチェンジの増設を求めた他、豪雪など悪天候で、柏崎市・刈羽村から上越市など南西方向へ避難する際に交通障害が起きる可能性を踏まえ、より市街地に近い位置で北陸道に入れるよう米山インターチェンジの移設や緊急進入路の整備などを求めたということです。

【花角知事】「避難経路の確保が必要不可欠でございますので、しっかりとしかも早く整備を進めてもらいたいということを地元の両首長と一緒に強くお願いした」

花角知事は、「原子力政策は国が主導してきた。地方負担なく国の責任と負担で進めてほしい」と西村大臣に要望していました。